まとめ
ESCが燃えて、FCもご臨終
FCとESCを全部交換
ピットでハンダ付け
モーター回転とペラを逆にする超絶設定を失敗
初飛行でアームした途端に、ロケット発射
会場は地獄絵図に(なんとか被害なし)
再度、修理して2回めの初飛行
アームした途端に、5倍の勢いでロケット打ち上げ花火
2回めの地獄絵図か?
コースを超え、森を超え、畑の方向に
さて、クライマックスは?
この話は、一つ間違えば、大変なことになっていたかもしれない事件でした。
今後の安全と危険性の換気のために、記事にしておきます。
逆回転仕様だと、推進力がますとか、カメラに草が絡まなくて便利とか。
しかし、「ロケットになる」危険性は、だれも注意を換気してなかったのではないでしょうか?
正しい知識と技術、そして安全の確保は必須です。
幸い、一切の被害もなくすみました。
その顛末を報告しておきます。なお、主観による想像も含まれており、内容が事実と異なることもあるかもしれませんので、予めご了承ください。
さて、いつもコース脇で、機体の修理をしたり、モーターやFCを焼き付かせて、互いハンダ付けにいそしんでいる、そんなKさんでした。
最近、モーターを逆回転させて、プロペラを逆に着ける設定にハマっていたのです。
メイン機体が、草むらに墜落して、ESCが炎上。FCとESCとモーターを移植して、再はんだ付け実施。
最新のMATEKのF4のフライトコントローラーに見切りをつけ、とても信頼性の高い旧式のSPレーシングF3に交換すること約1時間。
これが運命の分かれ道。
初飛行で、アームすると、びっくり仰天。
突然、機体は空に向かって打ち上げ花火のように轟音とともに。幸い、30メートルぐらいで、ディスアームしてまっすぐに墜落。
あわや、ピットに墜落かとも、思われゾッとすることに。
某チームリーダーいわく、
「あれは、ダメですよ!」
「テストは、手で押さえ込むとか、暴走しても大丈夫な対策をしてください!」
2度めの危機に会場は唖然となり、背筋が凍る状態。フリーズ。
「プロペラが逆だったのかな、Betaflightの設定かな」とおもいつつ、再度、修理をして10分後。2回めの初飛行。
しかし、運命は「残酷な天使のテーゼ」
アームした途端に、先の3倍ほどの勢いで、種子島のロケット発射のように、爆音と悪魔のような喚き声を上げながら。
機体は、100メートル上空、さらに放物線を描きながら、150メートル以上の森の向こうに超全開スロットルで、打ち上げロケット花火のように。
大皿に、小さな点となって消えていくドローンを見届け、一同、目が点になりました。
爆発も炎上もなかったのですが、ケネディー宇宙センターのスペースシャトルが発射直後に爆発したような恐怖。
なぜディスアームしても、飛び続けたかのか。
上空でも、送信機の電源はオフにしてフェイルセーフ状態のはず。
あまりにも一瞬の出来事に、見ていた人には、たった1秒間が5秒間のように感じられたのでしょう。
2207-2400KVモーター、5x4.8x3の強烈なハイパワーのスロットル全開。
持ち主と数名の集団で、墜落地点を捜索に。
奇跡的に機体は回収できました。
人にも、家などにも被害は全くなかったのが幸いでした。
詳細は不明ですが、逆回転設定は、BETAFLIGHTでCLIでコマンド設定が必要ですが、うろ覚えのプログラミングのコマンドを間違えて入れたのではないか、との疑惑。
要するに、AIRモードが効いていると、
アームした瞬間に、アイドル回転する。
FCは回転が逆だと認識する。
PIDループで、補正されるが、その補正が逆なので、飛び上がろうとする。
それが、ループするので、無限にどんどん補正されてモーターは100%全開状態で、ACROモードで安定して?垂直に飛び続けようと、ロケットになる。
アームした瞬間からスロットル全開で、5秒以上はロケットになっていました。本当に垂直上昇のロケット状態でした。
ペラの回転方向をまちがえて、地面で、のたうち回る現象は、よくあることですが、全開で垂直に上昇するドローンの危険性は想像を絶するものがありました。
会場はコース外も、100メートルほどの森などの空き地があったため、安全に回収することができました。安全を確保された場所での飛行の重要性を再認識しました。
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